ことまちプロジェクト店舗紹介②

ことまちプロジェクト店舗紹介②

酒食を楽しむクラフトビール居酒屋『GAHAHOUSE』


2024年春、押上・業平エリアの一角に、新たな複合コミュニティ施設『ことまちベース』がオープンしました。
好きな“こと”をシェアしながら新たな魅力に出会い、“好き”を通して、地域とつながることを目的に始動した『ことまちプロジェクト』。

敷地内には、誰でも自由にくつろげる広場『こと庭』や、好きを分かち合うコミュニケーションスペース『ことまちラボ』があり、さらに本プロジェクトに賛同してくださった飲食店が出店しています。

今回ご紹介するのは、墨田区のお隣、江東区でブリュー居酒屋を営む『ガハハビール』さん。
この度、ことまちベース内に、2号店にあたる『GAHAHOUSE(ガハハウス)』を開店しました。

「ビールは笑って飲むもの」をモットーに、するする飲めるクラフトビールと美味しい料理を提供するガハハウス。
店舗限定のオリジナルエールから、とっておきの特等席の話まで。
「押上をクラフトビールの街にしたい」と意気込む馬場哲生さん(合同会社ガハハビール代表)と、平川聖史さん(ガハハウス店長)にお話を伺いました。

左:平川聖史さん 右:馬場哲生さん
左:平川聖史さん 右:馬場哲生さん

敷居を低く、間口は広く「日常にクラフトビールを」

江東区東陽町にお店を構えるガハハビールは、団地の中にあるブルワリーです。
地元の方々が通うだけでなく、全国のビールファンが集うお店をつくったのは、陽気な笑い声がそのまま店名になったという馬場哲生さん。

馬場さん:「ガハハビールは団地の中にありますが、今回は新築の建物に入ることになったので、『ハウス』な感じにしたいと思い『ガハハウス』と名付けました。
気負わずに、我が家のように楽しんでいただけたら。」

墨田区では、単身の30代前後の住民が増える一方で、街に帰った時に飲みに行けるお店がそこまで多くない。
そんな背景を、東武不動産から伺った馬場さんは、一人でもふらっと立ち寄れる場所を作りたかったと話します。
クラフトビール『居酒屋』と名付けた理由も、入りやすさを意識してとのこと。

お店はことまちベース西棟の2階にあり、看板を目印に正面手前の階段を登って行きます。

ガハハビール

笑顔がチャームポイントの親しみやすいお店ロゴは、ガハハウスの常連さんでデザイナーの方が手がけています。

『ガハハウス』オリジナルロゴは、ビールグラス(大)のワンポイントに。
『ガハハウス』オリジナルロゴは、ビールグラス(大)のワンポイントに。

「クラフトビールをもっと身近に、日常の選択肢にしたい」という馬場さんの思いのもと、自家製クラフトビールは、飲みやすく、度数が低めのものを中心に提供しています。

後味がすっきりしていて重くない、文字通り「するっと」飲めるのが特徴。ビールのガツンとした重さが苦手な方でも、美味しく飲めてしまいます。
馬場さん曰く、「いっぱい飲みたい人にグッド!。」

店内では常時4種類の自家製クラフトビールに加えて、他社のクラフトビールも3,4種類置いています。
飲み比べセットもあるので、ぜひ、お気に入りの一杯を探してみてください。

スカイツリーを見上げる絶景を前に、押上エールで乾杯


ハウスと名付けたからには、ハウスワインならぬハウスエールをつくりたい。
そうして誕生したのが、ガハハウス限定の『押上エール』(セッションIPAスタイル)。
アルコール度数が低く、ホップが効いた香りの良いビール
になっています。

お店にはカウンター席とテーブル席のほかに、特別な一席も。
開放的な外のテラス席からは、スカイツリーを真下から見上げるような、迫力ある風景が目の前に広がっています。

現在テラス席は一席のみですが、今後増設予定とのこと。
現在テラス席は一席のみですが、今後増設予定とのこと。

晴れた日には、黄金に輝く押上エールを片手に、青い空とスカイツリーをバックにして、特別なビール体験が楽しめそうです。

ビールが進むフードメニューと自家製レモンサワー

「食べながら飲む居酒屋文化は、日本ならではだと思っています。
飲食どちらも楽しめるように、クラフトビール以外のお酒も置いたり、料理にもこだわっています」と馬場さん。

ガハハウスのメニュー開発にあたっては、店長の平川さんと、料理長の藤田純一さんが中心となり、日々試行錯誤を重ねているのだそう。

お刺身の盛り合わせとラム肉の唐揚げ(写真:店舗提供)
お刺身の盛り合わせとラム肉の唐揚げ(写真:店舗提供)

『醸造長が作った自家製レモンサワー』は、店長の平川さん曰く「ビールが進むレモンサワー」。

自家製レモンサワーと彩り野菜 バーニャカウダソース〜魚出汁ジュレ〜

平川さん:「ビールの合間に飲むのに打ってつけの一杯です。
ビールだけだとちょっと疲れるな、という時の休憩におすすめ。
すっきりした飲み心地に、酸っぱさだけでなく甘味も感じられます。」

ガーリック系のフードメニューについては「香りで一杯、味で一杯、余韻で一杯楽しめる」と平川さん。ビールが好きだからこそ、食事も一緒に楽しんでほしいという思いが伝わってきます。

フィッシュ&チップスに自家製ソースを添えて。
フィッシュ&チップスに自家製ソースを添えて。

クラフトビールに興味を持ったら、いざ押上へ!


生まれも住まいも江東区の馬場さんにとって、墨田区のイメージは「(江東区と)曖昧な区切りで、グラデーションみたいな、一緒くたな存在だった」と言います。

墨田区との接点が生まれたのは、隅田公園を会場にした野外シネマイベント『すみだパークシネマフェスティバル』への出店がきっかけ。
そのご縁から、ことまちベースへの出店も決断したのだそう。

江東区と墨田区。これからも、「くっきり分かれずに一緒にやって行こうよ」と朗らかに笑う馬場さんに、押上・業平界隈の印象を伺いました。

馬場さん:「裏通りが魅力的。コーヒー屋さんにスイーツ、パン屋さんや美味しいサンドイッチ屋さんなどがあって、大通りからちょっと脇道に入ると、面白い出会いがあります。」

一方、空いた時間に同業者のお店を訪ね歩いているという平川さんからは、「スカイツリーを中心に、近隣にクラフトビール屋さんが増えてきている」という新発見も。

平川さん:「この界隈には片手で数えきれないほどクラフトビールのお店があって、各店舗がビールの味に限らず、いろんな意味で“味”に違いがある。こんなに周辺でクラフトビールのお店が集中しているのは不思議ですが、ひとまず押上に来れば、何かしら(のクラフトビール)に出会えるってことですよね。」

クラフトビールに少しでも興味を持った人たちがいれば、「まずは押上に来てね」とアピールできる。
まちを歩き回っているうちに、きっと自分好みのクラフトビールに出会えるはず。
それは、“好き”を見つけに行って、好きな“こと”でつながり、好きなことを“まち”に広げていく、そして歩きたくなるようなまちづくりを目指す、ことまちプロジェクトの想いとも重なります。

夜の様子(写真:店舗提供)
夜の様子(写真:店舗提供)

ちなみに、馬場さんと平川さんに『ことまちラボ』でやってみたいことをお伺いしたところ、
かつて映画監督を目指していた馬場さんからは「映画のレクチャー」、
資格取得が趣味の平川さんからは「資格に関する何かとか、ミニお料理教室」との回答が。
お二人の“好き”を分かち合う機会が、近い未来に実現するかもしれないですね。

「押上・業平エリアが、クラフトビールの街になったら良いよね。」

インタビューの最後に、そう言ってガハハと笑った馬場さんを見ていると、こちらも自然と笑顔になりました。
新たな街の魅力に出会えるガハハウスでぜひ、最高の一杯とお料理を楽しみに来てください。

クラフトビール居酒屋『ガハハウス』

住所:東京都墨田区業平1-10-6 西棟2F
営業日時:Instagramの投稿にてご確認ください
Instagram:@gahahouse.oshiage 
X:@gahahouse(当日のおすすめフードはSNSチェックを)

WRITER

田中未来(タナカミキ)

2017年よりフリーランスライターとして独立し、これまでにアートや旅、まち歩きの取材撮影を担当。現在は、すみだのまちの情報発信メディア「すみだノート」での執筆や、コミュニティマネージャーとして、まちとひとをつなぐ仕事に関わっています。趣味は美術館めぐり、骨董市で古いもの集め、馬を見たり乗ったり、気ままな一人旅など。地方と下町を行ったり来たりしながら暮らしています。